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蘭寿とむの魅力とは?宝塚の原点から紐解く男役美とクルエラ役への期待

ミュージカル女優

ミュージカル『101ダルメシアン』のクルエラ役への出演が決まり、公演が待ち遠しい元宝塚歌劇団・花組トップスターの蘭寿とむさん。

宝塚退団後も舞台で輝き続けていらっしゃいますが、あの圧倒的なオーラと華のある悪役という組み合わせは、ファンにとってまさに「待ってました」と言うほかないキャスティングです。

在団中のあの圧倒的な「蘭寿とむ風キザり」や、指先まで魅了される華麗なダンスを懐かしく思い出したファンの方も多いのではないでしょうか。

今回は、今なお色あせない蘭寿とむさんの男役としての魅力やダンス技術、表現力に迫りつつ、開幕が迫るクルエラ役への期待を込めてたっぷり語っていきたいと思います!

蘭寿とむのプロフィール

名前:蘭寿とむ(らんじゅ とむ)

愛称:とむ、らんじゅ、まゆ

出身:兵庫県西宮市

生年月日:1975年8月12日

1996年、宝塚音楽学校を82期生として首席卒業し、宝塚歌劇団へ入団。花組に配属後、宙組への異動を経て、2011年に古巣である花組のトップスターに就任しました。

宝塚時代は、圧倒的なダンス技術と華のあるスタイル、そして唯一無二の「花組男役ならではの濃厚なキザり」で多くのファンを魅了。女優の北川景子さんが大ファンであることでも知られています。

2014年の退団後は、舞台やTVドラマなどで幅広く活躍中。2025年には話題のミュージカル『101ダルメシアン』でクルエラ役を務めるなど、退団後も圧倒的なオーラと表現力で魅了し続けています。

「花組の男役」を体現!蘭寿とむの濃厚なキザりとダンス表現力

花組トップ就任時のお披露目公演は『ファントム』でした。エリック役では、姿を隠しながらも溢れ出る男役としての美しさに目が釘付けになりました。

特に「オペラ座の地下」という閉ざされた世界で見せる、指先一つにまで込められた深い孤独と愛の表現には何度涙をぬぐったか分かりません。又、独特の深みのある声質と圧倒的な歌唱力はもちろん、仮面越しでも伝わる情熱的な仕草や視線で観客を魅了。

作品の切なさと相まって、蘭寿さんならではの洗練された男役美が際立っていました。

また、代表作の一つである『オーシャンズ11』のダニー・ライアン役では、まさに「蘭寿とむのキザり」が真骨頂を発揮!

スーツのボタンを外す仕草や、ポケットに手を入れながらニヤリと笑う一瞬の「間」がとにかく粋。計算し尽くされているのに全く嫌みがなく、客席の全視線が一秒たりとも離せなくなる圧倒的な「男役・蘭寿とむ」の美学がそこにありました。

蘭寿さんのダンスの真骨頂は、指先の角度や背中のラインひとつにまで美学が宿っている点です。ダイナミックなジャンプや鋭いキレの中に男役としての色気が漂い、大羽根を背負って大階段を降りてくる姿はまさに「王道・花組男役」そのものでした。

格好よさを単に追及するだけでなく、役の感情や美学がダンスや視線に乗っているからこそ、観る人の心を揺さぶります。

宝塚の男役において「キザる」という表現は定番ですが、蘭寿さんのキザりは一線を画しています。それは、単にポーズを決めるのではなく、「相手役や客席を包み込む圧倒的な包容力」が根底にあるからだと感じます。

指先一つ、目線ひとつにまで「男役としての理想像」が詰め込まれており、それでいて自然体。ナルシシズムを感じさせず、観客に「かっこいい…!」とため息をつかせる完璧な仕上がりは、まさに職人技と言えます。

そして、蘭寿とむさんのダンスを語る上で外せないのが、宝塚の伝統である「黒燕尾(こくえんび)」と「ラテンショー」での圧倒的な存在感です。

宝塚の黒燕尾といえば「引き算の美学」ですが、蘭寿さんの黒燕尾は静の中にある熱量が段違いでした。大階段で背中を向けた状態から一気に振り向く瞬間、肩の落とし方や首の角度ひとつで劇場全体の空気が変わるのを肌で感じたのを覚えています。

一方でラテンショーになると、一転して野性味あふれる危険な香りを漂わせるのがずるいところです。キレのある腰遣いと相手役を引き寄せる圧倒的な「包容力」に、観客はただ翻弄されるしかありませんでした。

蘭寿とむの女優として、そして母として輝く退団後の活躍と『RUNWAY』での魅惑の姿

2014年の退団後、蘭寿とむさんはオリジナルダンス・ミュージカル『ifi(イフアイ)』で女優としての第一歩を踏み出し、舞台やドラマなどで表現の幅を広げていきました。

結婚・出産という人生の大きな節目を経て、宝塚歌劇100周年(2014年)当時のトップスター陣が集結したスペシャルステージ『RUNWAY』に出演。

約8年ぶりの舞台復帰となったこのショーで見せた姿は、ブランクを一切感じさせない圧倒的なオーラと洗練された佇まいで、客席に大きな感動を与えました。

『RUNWAY』の舞台に立った蘭寿さんを見て改めて実感したのは、「手先の繊細さや背中のラインの美しさといった蘭寿とむの美学は、どれだけ時が経っても身体にしみ込んでいる」ということです。

男役時代の濃厚なカッコよさはそのままに、ライフステージの変化やさまざまな経験を経たからこその「柔らかなしなやかさ」と「深み」が加わり、より多面的な魅力に満ち溢れています。

宝塚ファンにとって伝説的な人気を誇る花組ショー『EXCITER!!』。実は蘭寿さんご自身は現役時代、本公演で主演としてこのショーを経験されていません。

だからこそ「ずっとやりたいと思っていた」という熱い情熱のもと、この『RUNWAY』の舞台上で再現が実現したことは、ファンにとっても胸が熱くなる奇跡の瞬間でした。

イントロのイントロが鳴り響いた瞬間、客席全体を包み込んだ地鳴りのような高揚感は今でも鮮明に覚えています。かつての熱狂が蘇ったのはもちろん、舞台上に立っていたのは「当時のまま」ではなく、退団後の歳月と経験を経てさらに濃密な色気と圧倒的な包容力を纏った蘭寿とむさんでした。

一瞬のウインクや不敵な笑みに宿る美学は圧巻で、ただ格好良いだけでなく「男役・蘭寿とむ」としての誇りと愛が溢れ出ていました。

そしてダメ押しのようになだれ込む、キレ味抜群の「花組ポーズ」。あの瞬間に劇場を支配した歓喜と一体感は言葉に尽くしがたく、真のエンターテイナーが放つオーラに心から痺れる特別な観劇体験となりました。

単に過去の輝きをなぞるのではなく、常に「今の最高」を見せ続けてくれる姿勢こそが、退団後も私たちが蘭寿とむというエンターテイナーから目を離せない理由ではないでしょうか。

蘭寿とむのまとめ

宝塚へ首席入団し、花組トップを務め、圧倒的なキザりの「蘭寿的男役の美学」を確立し退団した蘭寿とむさん。

退団後も歌唱、ダンスでの表現力は健在です。

ミュージカル『101ダルメシアン』で演じるクルエラは、ファッショナブルで強烈なエキセントリックさを持つ名悪役です。

クルエラという役は、ただ恐ろしいだけでは成立しない「突き抜けた美しさと魅力」が求められる難しい役どころだと思います。

しかし、宝塚時代に濃厚なキザりで客席を魅了し、男役としての美学を極めた蘭寿さんだからこそ表現できる「気品あるカリスマ悪役」になるのではないかと、今から期待で胸がいっぱいです。

幕が上がるその瞬間、どんな衣装を身に纏い、どんな眼差しで客席を射抜いてくれるのか。劇場でその圧倒的な存在感を体感できる日が待ち遠しくてたまりません。

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